「世界一受けたい授業」(2015/7/25放送)では、アメリカの学会でも認められている炭水化物を食べるダイエット法の紹介です。
最近良く聞く、「炭水化物を抜く」ダイエットではなく、炭水化物を取ることをすすめる真逆の理論です。
ご飯やパンを食べながら、美味しくダイエットを肥満研究の権威森谷敏夫先生(65歳)が、お話をしてくれます。
炭水化物を抜くのは、流行っていますが、結構間違っています。
炭水化物を抜いてやせたと思っているのは、脂肪ではなく、体の中のが水分が減っただけです。
そもそも炭水化物がなぜ大事かというと、炭水化物に含まれる糖質が、脳を動かす唯一のエネルギーなのです。
1日、2000キロカロリーを取った場合、2割にあたる400キロカロリーが脳のエネルギーとして使われるのです。
だいたい、おにぎり約2.5個分が必要なのです。
その糖質は、4倍の水分と結合して、グリコーゲンとして、体内の筋肉に貯蔵されます。
だから、筋肉はみずみずしいのです。
しかし、炭水化物を抜くダイエットをすると、脳を動かす糖質が不足して、肝臓に貯蔵していた糖質を使いますが、当然すぐになくなってしまうので、筋肉に貯蔵しているグリコーゲンを水と糖質に分解して、脳のエネルギーとして使うのです。
炭水化物を抜いて、体重が落ちているのは、水の泡ダイエットなんです。
炭水化物を抜いた食生活をしていると、どんな結末になるのか。
炭水化物ダイエットをしていると、筋肉がだんだんやせ細ってくるんです。体重は減るけれど、脂肪の量は変わらないので、隠れ肥満という状態になります。
高炭水化物と低炭水化物を20年間続けた人とでくらべると、死のリスクは、男性で1.5倍、女性で1.35倍も高いのです。
炭水化物をしっかり取っていると、低脂肪、低タンパク質で良い。
逆に、低炭水化物だと、高脂肪で、高タンパク質を取らないといけないのですが、これが隠れ肥満や、癌になるのです。
体脂肪率を測らなくても、隠れ肥満がわかるポイントは足首です。
筋肉がない分、重力で足首の周りの筋肉が、下へ引っ張られ、象さんの足のようになります。
炭水化物の食べる量ですが、毎食のエネルギーの60%です。
炭水化物を多く取ると痩せることがわかる実験があります。
同じカロリーで、炭水化物が多い食事と、少ない食事のどちらが、カロリーがたくさん燃えるか?
生活リズムが一緒の双子で実験しました。
一方は、高炭水化物で、低脂肪たんぱく質のハンバーグ、もう一方は低炭水化物で、脂肪分多めの合びきハンバーグです。
食後30分の体温をサーモグラフで比較します。
じっとしているにも関わらず、カロリーが消費されている証拠に、高炭水化物をとっている方は、赤くなって体温が上がっています。
炭水化物は、発熱しやすいので、ご飯を食べた後、ぽかぽかするのは、食べたものを分解し輸送するエネルギーに変える時も、エネルギーを使うのです。
炭水化物は燃えやすいので、体にあまり残らないから痩せやすいのです。
炭水化物を食べるダイエットに効果的な運動は?
何気ない日常の運動というか、活動、動作をNEAT(ニート)と言います。
これは、NonExerciseActivityThermogenesis(ノン エクササイズ アクティビティ サーモジェネシス)運動という運動ではないのですが、日常の動作に伴う立ったり、座ったり総エネルギー量は、すごく大きいです。
座った状態から立つと、それだけでカロリー消費は、約20%になります。
座った状態から歩くと、カロリー消費は、約300%になります。
例えばテレビのリモコンは使わないで、そのつど自分で動いて、テレビのチャンネルを変えるとか。
何気ない日常の動作で、消費するエネルギーの4割が消費されるのです。
無駄に動いて、無駄肉を無くそう。
まとめ
う~ん、どうなんだろう。炭水化物をお夕飯に食べると、翌日顔がむくむんですけど。
ジュディ・オングさんも、夕飯は炭水化物は取らないと雑誌に出ていたけれど、私と体質が同じなかなと思っていました。
体質にもよるのではと思うのですが、堺正章さんも、しつこく聞いていたので、同じように思っているのかな。
ん~悩む。夕飯に炭水化物を取ると、顔がむくむし、でも確かにメタボは治らいない。
サプリには、頼りたくないし。やっぱり運動ですか。
「京大の筋肉」という著書は、Amazonや楽天では取り扱いがありません。中古で売買されたくないということでしょうか。
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コメント
この教授の考えには反対です。だって、炭水化物を制限して痩せた方はたくさんいます。それがただ水分が抜けただけって、どういった証拠があるんでしょうか? それに、軽くなった体で運動してたんぱく質をとれば、筋肉だってつきます。
今、低インシュリンダイエットをしていますが、いきなり果物やご飯を口にして一気に血糖値を上げるなんて絶対間違ってる!それこそ発作を起こすかもしれないし。
炭水化物を全く取らないことはないし(いろんな食べ物に微量に入っているし)野菜や汁物から順にとっていって、最後に少しだけ炭水化物をとるっていうのではダメですかね?この教授なんか面白がって、低インシュリンダイエットの真逆を言えば世間がおどろく、とでも思ったんでしょうか? 食事は腹8分目で適度な運動をしていればいいと思います。
ただ、過度に太った人にはある期間低インシュリンダイエットしても問題ないし、確実に体重は落とせると思う。
花梨さま
コメント、どうもありがとうございます。
専門家ではないので、はっきりした事は言えませんが、体質だったりライフスタイルなどあるので、
自分が満足できること、納得できることを選べば良いと思います。
そして、体調がちょっと変だと思ったら、変えてみる。その連続だと思っています。
おデブでも、垢抜けていておしゃれに見えれば、悩まないのかもしれないですが、自分は、明らかにおしゃれに見えないので、色々納得できる方法はないか、試行錯誤しています。
花梨さま
私は森谷先生の考えに賛成です。
脳の栄養はブドウ糖です。また筋肉のエネルギー源も炭水化物です。筋肉を作るのはたんぱく質ですが、筋肉を動かすのは炭水化物です。
炭水化物を減らすとフラフラになるし、集中力が欠けます。
炭水化物を減らすと確かに体重は減りますが、減っているのは水と筋肉が減るからです。脂肪自体は運動しないと燃焼しません。
ダイエットを体重が減ることで一喜一憂していますが、本来は脂肪を減らして、筋肉を増やして基礎代謝をあげることがダイエットの考えかたです。
極端な炭水化物制限は弊害です。
しっかり炭水化物、たんぱく質、脂肪をバランス良く三食食べて、軽い運動をすれば、健康的なダイエットが出来ます。
コメント、どうもありがとうございます。
まっとうだと思います。
楽してやせたいと、どこかで思っていて、
適度に運動をしないことに問題があると自覚しているのですが・・・