2015年6月8日放送の「解決スイッチ」より、アメリカのセレブの間で話題の原始人食ダイエットをもとにまとめました。
番組では、パレオダイエットを1年半実践して20kgやせた奥井伸雄先生が、原始人の生活と食事をアレンジしたものを紹介します。
アメリカでは「バレオダイエット」とよばれ、2013年の米Googleのダイエット関連検索ワードでは1位になっているんです!!
パレオとは、「パレオリシック=旧石器時代」の略ですが、原始時代今から300万年前は、米とか麦の栽培は行われていません。
おそらく肉や、植物を組み合わせていたものを摂っていたと思われます。
通常カロリーは、50~70%くらいを穀物から摂っていますが、農耕が始まる前は、20~30%くらいだったと言われています。
ポイントは、
・米・パンなど炭水化物をなるべく控える(炭水化物は1日100g)
・肉・魚・野菜を積極的に摂る
・塩や砂糖など調味料・加工食品はなるべく避ける
・生食に限定しない。加熱してもOK
・ナッツやチーズはOK
・食べる量は、とくに制限なし!我慢しないで、好きなだけ食べて良い
奥井先生によると、3食のうち、2食パレオダイエットを摂りいれれば、効果は期待できると言います。
原始人食を摂る食材の選び方
お肉は、霜降りではなく、筋肉という感じの脂肪分の少ない赤身の物。鶏肉だったら、むね肉。
豚だったらロースで、動き回っている部分は脂肪分が少なく、活性酸素が少ない。
小屋で飼われているような物は、脂肪分が多く、活性酸素が多く、食べることで負担が多い。
活性酸素は、肌や血管などの老化を促進させる強い酸化力を持った酸素で、活性酸素が増えると細胞を傷つけ老化が促進します。
活性酸素には、ウィルスや細菌を退治する大事な役割がありますが、必要以上に摂ることで、良い細胞も傷つけ、老化を促進し、生活習慣病の原因の1つとなる恐れがあります。
いくら制限なくお肉を食べても良いと言っても、肉の脂は活性酸素を発生させる原因となり、過剰にとると活性酸素が必要以上に増えてしまいます。
しかも赤身だと、腹持ちが良いので少ない量でも良く、結果的にカロリーが少なくてすみます。
ナッツ類は、良質な脂質、不飽和脂肪酸と食物繊維が含まれていますが、選ぶさいには、塩分を使っていないもの。
卵は、良質なたんぱく質や必須アミノ酸が入っているので、良い食材です。
お肉は、油を少なめにして焼くのが良いそうです。
燻製は、活性酸素を増やすと聞いたことがあります。
そこで、トマト、パプリカなど濃い色のものは、太陽から紫外線を浴びると活性酸素が増えるのを防いでいる。この野菜を摂りいれることで、ポリフェノールやビタミンが坑酸化作用で、活性酸素を除去してくれます。
トマトやパプリカ、にんじんなどをなるべく皮ごと食べること。
原始人ダイエット食事編超~かんたんレシピ???
この日は、横浜クルーズ・クルーズで、ビュッフェを堪能。
色の濃い野菜は、坑酸化作用が期待できるので、積極的に摂ります。
ローストフーブなら、1枚と言わず、がんがん食べても問題ないそうですが、味の濃いソースはなるべく控えるようにしましょう。
先生によると、ローストビーフのような焼くだけの料理は、余分な油を使わないので、おすすめ。
揚げ物、油の多い炒め物は控え、焼く茹でる、生とシンプルに調理された物を選びます。
サラダやお肉には、ドレッシングやソースではなく、レモンだけ。調味料の使いすぎも肥満につながるとか。(奥井先生)
肉を食べるようになってから、長生きするようになったが、一工夫いるんです。
アメリカのパレオダイエットでは、豆類は食べないのですが、日本人はもともと野菜や魚を中心に食べてきました。
そして、肉を食べることで、長生きできるようにはなりましたが、体の中の腸内細菌が変わってしまう。
そのことで、癌とか動脈硬化などが進みやすくなります。
日本人特有の腸内細菌を整える、善玉菌と言ったら納豆なんです。
ただし、ここでも一工夫で、付属のダシやからしは使わず、しらすやちりめんじゃこと一緒にして食べます。
(ホテルとか、ローストビーフの質で決まるんですよ。と、大桃さん)
先生は、このダイエットをはじめて2週間過ぎたころ、味覚が変わってパプリカを食べただけで、幸せ~と思うようになったそうです。
奥井伸雄先生の略歴
奥井伸雄先生は、日本では珍しい女性専門の泌尿器科医で、横須賀にある、よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニックで治療をしています。
本名は奥井伸雄ですが、ペンネームが奥井識仁と言って、大学の医師が看護や介護の研究をするのに支障があったため、この名前を使っていたそうです。
奥井先生は、5年前からトライアスロンを始め、年に4回もの大会に出場するアスリートです。
専門は、骨盤外科医で、泌尿器科、婦人科、外科の修練を経てなったそうです。
出身地:名古屋
学歴:東京大学大学院(医学博士)
留学歴:ハーバード大
まとめ
原始人食ダイエットと聞くと、ネアンデルタール人とか思い浮かんで、ネアンデルタール人といったら、もじゃもじゃな体毛、くびれなしで顔が大きいと思うのだけど何が良いの?と、思っていました。
よくよく考えてみれば、お肉はトウモロコシや大豆などの飼料を使って育てるようになったのは近年になってから。
確かに石器時代なんて、牧草を食べて育っているのが主流だろうから、オーガニックというか、グラスフェットは当たり前で、野山を駆けずり回っていただろうから、野性味があって肉質は、今より全然良い物だったはず。
これならセレブの間で流行っていると言われるのも、わかります。
もっとも何がなんでもオーガニックである必要は、ないそうなので、それはそれで家計に負担がかからなくて良いです。
ネーミングが受け付けなかったけれど、これなら無理なく実践できそうです。
管理人urarinの最近の食生活は、だいたいこんな感じなので、自分にあっているかもしれません。
炭水化物を抜いてしまうダイエットもありますが、人によっては、体質もあるけもしれないけれど、炭水化物を抜いてしまうと、顔が黒ずむんですよ。
何かしらの病気があって制限を受けているのならともかく、まったく炭水化物を摂らないというのは、個人的に無理があるので、そこまでしません。
ですが、夕飯時には、あまり炭水化物を摂らない方が、翌日顔のむくみに違いが出るようなので、あまり食べないようにはしています。
あと、おすすめなのが、先日NHKのためしてガッテンで紹介されていた、高野豆腐は、1枚でヒレステーキ76g食べるのと同じたんぱく質が摂れるそうです。
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