こんにちは。
うらりんです。
毎日の日常で物忘れがひどくて、どうすれば良いのかかなり悩んでいました。
物忘れに良いかなと、オメガ3を適度に摂っていますが、それだけでは、別段効果は感じません。
何か良い方法はないかと思っていたところに、物忘れには血糖値と関係があると「ためしてガッテン」(2018年5月23日放送)で紹介されていました。
この血糖値を上げないことで、物忘れ対策ができると言うのです。
物忘れ対策3つのポイントをまとめました。
ためしてガッテン 物忘れ対策3つのポイント!
自分のインスリンを脳に届きやすいようにすることで、脳を働きやすくするのです。
1.週2~3回の有酸素運動
座ったままでもできる少し汗ばむくらいの体操です。
2.ご飯は1回につき100gまで。
3.食べる順番は、野菜を先に食べます。
これだけで血糖値が上がりすぎるのを防いでくれます。
※糖尿病の人は、自分で判断せず、医師と相談してください。
新潟県魚沼市は10年前から町ぐるみで糖尿病対策を実施しています。
食事を学ぶ市民講座や、高齢者を対象として運動教室を開いています。
冒頭のAさんとCさんは、高血糖と共に認知力の低下、認知症の予備軍である、MCI(軽度認知障害)に当たると診断されていました。
ところが、その後、血糖が下がると認知力がアップしたのです。
MCIになると5年で認知症になる人が半分になると言われています。
物忘れの原因と血糖値の関係!
血糖値(グルコース)83 69~109mg/dl
HbA1c 5.1 4.6~6.2%
Aさん78歳は、5年前から物忘れがひどく悩んでいました。
Aさんが良く物忘れをするのは、買い物や約束の物忘れ。
店の前で買うものを忘れてしまったり、友達との約束を忘れてしまったりする事が増えたんです。
「自分が、自分を信じられないっていうか。おっかないと言うか。変な気持ちになった事はあったね。
ちょっと、これはボケの始まりかなと思った。」
心配になり主治医にAさんは相談します。
すると、医師のアドバイスは、「甘い物を食べない」でした。
と言ってもAさんは、甘い物を絶対食べないワケではありません。
今まで、1個食べていたのを、半分にしたり、料理の中もお砂糖を使わない。
甘い物を減らして4年になりますが、物忘れが減り、それは家族も実感しています。
孫のBさんによると、前は近所の人と体操に行くとか、お茶を飲むとか約束をしても、自分で忘れていたりしていたのが、知らぬ間に治っていた。
Cさん90歳は、10年ほど前から、薬の飲み忘れや、用事を忘れてしまう事が増えました。
ところが、Cさんも甘い物をひかえ、糖質の多いごはんの量を少なめにしたところ、物忘れが減ったそうです。
AさんとCさんに共通するのが、
甘い物をひかえて、血糖値を下げることで物忘れが改善されたのです!
血糖値と物忘れの間に、密接な関係があると様々な研究で報告されています。
カナダのマックマスター大学のハーツェルガースティーン医師によると、血糖値が高い50代~60代の男女3000人を対象に脳の様々なテストを実施しました。
すると1~2か月の血糖値を示すHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が1%高くなるとテスト成績が1.75ポイント低下する。
つまりHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が高い人ほど、テストの結果が良くないのです。
こうした記憶力の低下は、糖尿病患者に限りません。
ちょっと血糖値が高いくらいでも起きます。
気づかないうちに認知機能は、確実に落ちているんです。
血糖値が高くなると物忘れしやすくなるのは、今、世界の研究で明らかになりつつあります。
血糖値測定センサー
一方で、脳みそは糖分がないと回らないとも言います。
矛盾しているようですが、糖分を必要としている人もいます。
将棋の世界では、おやつタイムが欠かせません。
対局時間が8時間も及ぶので、10時と午後3時におやつの時間があります。
羽生善治さんはケーキ派です。
加藤一二三さん藤井聡太さんはチョコレート。
ブドウ糖50gの入った水を飲んで何もしないでボーっとしているときの変化を見てみると、ブドウ糖を摂取してからおよそ45分でピークに。
家庭で簡単に使える血糖値測定センサーはこちらで買えます。
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その後、ゆるやかに下がっていき、およそ2時間で元の値に戻りました。
今度は、ブドウ糖を飲んで、頭をフル回転する実験をします。
記憶力テスト:文を読みながら単語を覚える。
結果は、テストを始めたのはブドウ糖を飲んでから30分後に始めた途端、血糖値が急降下したんです。
30分後、テストが終了しますが、その後、血糖値はなだらかになり、2時間後、元の値に戻りました。
血液中の糖が脳で消費されたと、考えられます。
糖分は取りすぎると、物忘れがひどくなります。
糖分がないと、生きていけない上に、補充もちゃんとしなければならない。
血糖値が高い人の脳では、不思議なことがおきています。
糖が体のどの部分で使われているか調べてみると、全身で脳がかなり使っている事がわかります。
脳は、1日糖を約100g消費しています。
血糖値が高い状態が長く続いている人の脳を見ると、通常の脳とくらべて糖の取り込みが悪くなっています。
血糖値は高いのに、脳は不足に陥っている。
血糖値が高めの人は、脳にたっぷり糖があるはずなのに、なぜか脳は、糖を取り込みずらい状態に。
しかも、記憶をつかさどる海馬の周辺で、糖不足が起こるのです。
この謎の現象を引き起こすのが、血液中に流れるインスリンです。
甘い物を食べると消化されて、血液中に糖が出て血糖値が高い状態になります。
この糖をエネルギーとして、使ってくれるのが、体の中の各細胞です。
助けてくれるのが、すい臓から出るホルモンのインスリンです。
このインスリンが、細胞に糖があるから取り込んでくれるよう指令します。
その事で血液中の糖は減り、血糖値が下がります。
神奈川県の湘南ホスピタルで広島大学教授でもある鬼頭昭三医師90歳は、現役の医師で、毎日入院と外来を合わせて30人以上の患者さんを見ています。
鬼頭先生は5年前に、発表した研究が世界で注目を集めました。
ねずみを使った記憶力の実験です。
水をはった中に高台を設定し、そこへたどり着くまでの時間を計測します。
同じ試験を繰り返し高台の位置を覚えて、どれだけタイムを縮められるかを調べました。
特集な脳でインスリンが効かないねずみをプールに放してみると。
13分かかって到達します。
その後、1週間ほどのテストを繰り返すと、5分まで縮まりましたが、なかなか高台の位置を覚える事ができません。
この記憶力の悪いねずみに、たった1回、脳にインスリンを注入します。
同じ実験を行うと、わずか11秒で到達!
記憶力が劇的にアップしまたのです!
鬼頭先生によると「我々の記憶を良くする物質は、我々の体の中で作られています。」
ところが、血糖値が高い状態が続くと、このパワーが脳まで届かないのです。
糖をとりすぎると人間の脳は、どうなっているのか?
血糖値が高い状態が続き、甘い物を摂りすぎると、体中に糖があふれます。
血液中にたくさんの糖がある状態になります。
実は、この状態は、体にとって危険な状態です。
放っておくと、毛細血管が次々にダメになってしまいます。
そこでがんばってくれるのがインスリンです。
インスリンがたくさん出て、糖を細胞へと送り頑張ります。
ですが、このときインスリンは、体の糖を優先するので、脳の一部が糖不足になります。
糖が頭の血管にもたくさん、同じように運ばれているのですが、頭にインスリンが来ないと、脳のたくさんの細胞が、糖を取り込んでエネルギーにすることができません。
脳の中でも、とくに必要とする記憶の部分で、そのダメージが最も顕著に出ます。
物忘れが続くのは、血糖値が高めが続くからです。
血糖値の高めが続いて何が悪いかと言うと、インスリンが大活躍。
頭にインスリンが行かなくなるのは、脳がインスリンが足らなくなるから。
インスリンが足らないと、脳が糖不足になります。
物忘れのタイプ
アレアレアタイプ
「ほら、あれだよ。あれ!」覚えているのに名前が出てこない。
すっかり抜け落ちタイプ
目的地に言ったけれど、何をするのか忘れてしまう、すっかり抜け落ちタイプ。
高血糖が原因でおきる物忘れで多いのは、「すっかり抜け落ちタイプ」
物忘れしやすさチェック!
脳が糖不足になっていないかどうか、目安を知る方法があります。
くすりを飲み忘れるなど、察知するために、できるかぎり認知機能を検査します。
1分間でできるかぎり、動物の名前を言えるだけ言う。
この動物テストでは、だいたい14~15個言えるのが正常です。
※目安でありそれ以下の人が即危険というわけではありません。
若い人ほど、たくさん言え、年をとってくるほど言えなくなる。
動物の課題なので、動物に得意な人と得意でない人がいるので、一概に動物テストだけで評価することはできないのですが、例えば果物であれば、果物が得意であれば、もっと言えるかもしれない。
そういう場合もあります。
例えば、犬、猫と言って、最初、犬っていったかどうか名前を憶えていられるかがポイントです。
言うのではなく紙に書く場合は、それがわかります。
いったかどうか思い出すのは、作業記憶です。
作業記憶は、一時的に覚えておくために使う記憶力です。
台所に行って「あれ何を取りに来たっけ?」これが、まさに作業記憶です。
作業記憶こそが、血糖が高い状態だと影響を受けます。
記憶の低下として、出てきます。
血液検査表のHbA1cの値を見て(1~2か月の平均の血糖値)
65歳未満の場合5.7%以上は注意 生活習慣の見直しをしてください。
(65歳以上の場合6.2%以上)
食後の血糖値は普段の健康診断では測りません。
ご飯を食べた後、2時間後の血糖値が140g/d以上だと、脳でインスリンが十分機能していない可能性があります。
すでに、血糖値が高い人は、専門の病院に相談してください。
自宅で、調べられるのがこちらです。
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血糖値と認知症の関係
アルツハイマー病と血糖値は、かなり関係しています。
体の中で、インスリンが消費されてしまいますから、脳へインスリが行かなくなる。
脳の神経細胞が、インスリンの働きが悪くなってくる。
作業記憶の低下が生じるので、神経細胞がダメージを受けて崩壊しているわけではありません。
食事のコントロールで良く成りうるんです。
ところが、こういう状態が何年も続くと、やがては神経細胞も死滅して、脳のダメージが完成してしまう。
そうすると認知症、不可逆的な病態まで発展してしまいます。
可逆的な血糖が高い段階で、どういった血糖をコントロールできるかがポイントです。
インスリンを人の頭に直接、注射できるのは今はありませんが、海外ではインスリンを吸入する治療が、認知症の治療として、臨床試験されていて、ある程度の効果が出ています。
インスリンを鼻から吸入すると、海馬と言う耳の奥にあるところへダイレクトに到達します。
海馬は、インスリンの作用を最もよく受けなければならない細胞です。
そこでインスリンの細胞が低下して、認知機能が低下するので、インスリンを直接鼻から吸入することで、海馬の神経細胞が活性化され、記憶が改善するのです。
食事の仕方、食事の量、種類と運動です。
運動は、インスリンの働きを高めます。
それをうまくやって糖質と関係した認知症予防には良いです。
そういう臨床試験がされています。
※インスリンを使った認知症治療が海外で臨床試験中
(日本では行うことができません)
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まとめ
物忘れがひどくて困っていたのですけれど、確かに糖分摂りすぎなんです。
朝から甘い物は、下手すると切らす事はないくらいで、かなりマズイと、さすがに思いました。
糖尿とか、実は検査していないのですが、相当ヤバイはずです。
自称健康オタクとは言え、どうしても甘い物がやめられなかったのですが、物忘れや、肌の老化を実感しているので、ひかえるようにしよと思いました!
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