ナポレオンは、チョコレート好きで「我にショコラありさだ、他の食糧を絶つなり」と言葉に残したと言われています。
ナポレオンは、夜ホットチョコレート・ショコラショーを飲んで戦略を練るのが習慣でした。
そんなナポレオンが作らせたのが、クロカマンド。
2020年11月16日放送の「グレーテルのかまど」より、まとめました。
グレーテルのかまど ナポレオンクロカマンドレシピ作り方
アーモンドのキャラメルがけを作り、ダークチョコレートを丁寧にコーティングします。
材料:
皮付きアーモンドホール 125g
水 10ml
グラニュー糖 25g
無塩バター 6g
作り方:
1.皮付きのアーモンドは、170℃のオーブンで15分ローストします。
2.お鍋に水とグラニュー糖を入れ、115℃までブツブツと煮詰めます。
115℃になったら、火を止め、そこへローストしたアーモンドを入れ、よく混ぜます。
3.アーモンドの表面に砂糖がかたまって白く結晶化するまで混ぜます。
白っぽくなったら、中火にかけます。
アーモンドの表面にある砂糖が溶けだし、キャラメル状になった火を止めて、バターを加え、よく混ぜます。
4.オーブンペーパーの上にアーモンドを広げ、フォークなどで1個ずつバラバラになるようにわけます。
5.そのまま常温で冷まします。
6.チョコレートをボウルに入れて、湯せんで50~55℃まで温めます。
7.水をはったボウルにあて、27~28℃に温度を下げます。
再び湯せんにつけて、31~32℃になったら、紙などにチョコレートをつけて固まるかを確認します。
火からおろします。
8.ボウルにアーモンドを入れ、溶かしたチョコレートを大さじ1くらいの少量加え、よくからませます。
薄ごろもになって、周りが固まってきたら、またチョコレートを少しずつ加え、6回くらい繰り返します。
9.チョコレートに2~5粒のアーモンドをくぐらせます。
そしたら紙の上に取り出し、固めます。
老舗チョコレート専門店店舗はどこ?
話を聞かせてくれた老舗チョコレート専門店9代目ベルナールプーサンさんのお店は、東京にもあります。
「ドゥボーヴ・エ・ガレ 日本橋三越本店」になります。
パリの本店は、1800年創業。
建物はナポレオンの御用達建築家が手掛け、国の指定文化財になっています。
王室御用達として王族や貴族に愛されてきました。
苦くて薬が飲めないマリーアントワネットのために作られた「ピストル」は、薬をチョコレートで包むようにと考えられました。
1807年、この店でナポレオンが作らせたのが、お祝いの時に食べるクロカマンド。
フリートラントの戦いで、ロシア軍に圧勝。
ナポレオンはヨーロッパの覇者となり、それを記念して作らせたのです。
有名な王室料理人のカレームと、この店の創業者のドォボーヴが話し合い、アーモンドとチョコレートを組み合わせました。
今では当たり前の組み合わせですが、この二つの組み合わせは、実は、世界で初めてだったのです!
というのも、当時チョコレートは飲み物が主流だったので、固形にしているのは斬新だったのです。
ナポレオンは、貧しい家の出身だったので、ぜいたくを知りませんでした。
このチョコレートを献上した時、ナポレオンは、とても喜びます。
ナポレオンとチョコレート
フランスにチョコレートが伝わったのは17世紀初頭です。
滋養強壮に良いとされ、とても高価なものでした。
当初はカカオのかけらをお湯で溶かして飲まれていました。
ナポレオンは、この飲み物が大好きで、これを飲みながら戦略を立てていました。
ナポレオンは、チョコレートを軍用食としました。
アブキール
1799年、ナポレオン軍がエジプトのアブキールで勝利したことを記念して作られたケーキです。
スポンジ生地に、マロンクリームを塗って重ね、コーヒー風味のフォンダンで覆っています。
ジャンドゥイオット
1806年、産業革命で潤っていたイギリスと、大陸諸国との貿易を禁止したナポレオンですが、その結果、ヨーロッパ内のカカオの価格が高騰してしまいます。
イタリアでは苦肉の策として、ヘーゼルナッツを加えて、チョコレートをかさまししてできたのが、ジャンドゥイオット。
クレープ
右手で金貨を握りながら、左手でクレープをひっくり返し、うまく返せたら、1年中良いことがある。
1812年2月2日、ナポレオンはこのクレープ占いに挑戦します!
うまくいっていましたが、5回目の挑戦で、床にクレープを落としてしまいます。
その時、モスクワへ遠征したナポレオンは、寒さに堪えかね退却することに。
クレープのせいだと悔やんだとか、、、
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