日本初のクリスマスイブとしての始まりは、キリシタン禁制が解かれた1873年(明治6年)翌年の1874年(明治7年)12月24日、東京・築地の東京第一長老教会で祝会が行われたことが記録されています。
クリスマスパーティーの始まりは?
宣教師により日本初のクリスマスイブの祝会が行われましたが、それよりも一年早い1873年(明治6年)12月25日に秋田の小坂でドイツの採鉱冶金学者のクルト・ネットーが、村人とクリスマス・パーティーを行った記録があります。
近代のクリスマスは秋田県小坂町から始まったという説をご存じでしょうか。小坂鉱山に招かれていたドイツ人技師クルト・ネットーが明治6年に町人と共に祝ったのが、明治以降国内で初めてのクリスマスと伝えられています。この絵図のどこかに街に溢れるイルミネーションの原点があるかもしれませんね pic.twitter.com/nhhR9gFHl0
— 秋田県公文書館 (@Akita_Archives) December 23, 2019
現代では、すっかりきらびやかなイベントに!
光の装いとドイツとの縁を味わって 明治以降、国内で初めて日本の人たちがクリスマスを祝ったとされる秋田・小坂町でクリスマスマーケット – 毎日新聞 https://t.co/JrBISiPLIn
— クリスマス・ラブ ? (@Christmas_Love) December 4, 2019
クリスマスイブ 日本だけなぜ祝う?
クリスマスが一般的に日本で広まったのは、銀座のクラブでホステスさんたちからお父さんたちへ広まったことです。
昭和30年代の高度成長期に銀座のクラブで、ホステスさんたちと背広に三角帽に鼻メガネでどんちゃん騒ぎといった光景が見られたようです。
懐の潤っているお父さんたちは銀座で”景気良くパーッと行こう!”そんな忘年会の一つだったと思われます。
お父さんたちはともかく、時は高度成長期から流れ、
1970年The Jackson 5のカバーにより『I Saw Mommy Kissing Santa Claus』が発売。
1971年12月10日ジョンレノンの『Happy Xmas (War Is Over)』が発売。
1978年11月5日松任谷由実さんの『ロッヂで待つクリスマス -Christmas At the Lodge-』が発売。
1980年12月1日松任谷由実さんの『恋人がサンタクロース』が発売。
1985年11月15日浜田省吾さんの『Snow On The Roof』が発売され、1987年の映画『私をスキーに連れてって』の挿入歌として使われると主題歌よりも人気に!
1983年12月14日山下達郎さんの『クリスマスイブ』が発売されますが、実際に人気に火がついたのは、1988年、JR東海「ホームタウン・エクスプレス(X’mas編)」のCMで使用されてからです。
牧瀬里穂さんのイメージが強いのですが、牧瀬さんが出演したのは1989年です。
最初に起用されたのは当時15歳の深津絵里(高原里絵)さん。
若い恋人たちのもどかしさや切なさが、山下達郎さんの『クリスマスイブ』の曲と合っていたのでしょうね。
マライア・キャリー(Mariah Carey)の『All I Want for Christmas Is You』は1994年10月29日に発売です。
映画や音楽、CMによりクリスマスイブは一年の特別なロマンチックな日として定着したようです。
そして日本は古代より八百万の国として、全てのものには神が宿るとされています。
改宗するまでに至らずとも、良いものとして取り入れ幸せに暮らそうとする日本人の知恵となり、クリスチャンでもなく幸多かれと祈るのだと思います。
まとめ
クリスマスとは関係ありませんが、来日したイギリス人が日本で食べたロールケーキに衝撃を受けている動画があります。
ロールケーキだけでなく、他のスイーツやパンなど、日本に入ってくると日本人に合うようにアレンジするのが、日本人にはお得意なのかもしれません。
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