若い頃は、特別子供や孫なんて欲しいと思わなかったのに、年とともに孫のいない惨めさを嘆くようになってしまった。
友人がうれしそうに話す孫の話しなど聞きたくもない。
残された自分の命を思うと、なんともやりきれない。
後悔してもしきれないものがある。
現実的な話し、子供に後継ぎが出来なかったら絶家になります。
管理人の近親者は、絶家が多く、もっと早く知っていたら、なんとかできたのかなと思いますが、仕方がないとしか言いようがありません。
知らなくて良かったこともありますが、ただみじめな気持ちでいても仕方がないので、できることをした上で納得するしかないと思います。
何をするのか、順を追っていきます。
家系を調べる
まず、自分の家系がどうなっているのか調べることから始まります。
絶家になるには、絶家になる理由が、自分以外のところからもあります。
もちろん周りの影響、団塊世代だとDINKs(ディンクス)という価値観が流行って子供を持たなかった人もいるかと思います。
現在、役所に保存されている戸籍は150年経つと、処分されてしまいます。
とにかく戸籍・除籍を取れるだけ取ります。
基本、戸籍・除籍は、自分と関係している分しか取得できません。
自分から見て、曾祖父母の家の分を取ると、全部で八家分になります。
それをもとに家系図を作ります。
最初から全部取得したわけではなかったのですが「150年で処分されてしまう」ので、取れるだけ取っておこう、それくらいの気持ちだったのですけれど、想像していなかったことが、戸籍から判明されたので、やはり取得して良かったと思います。
もちろん中には、知る必要がなかったと悔やむこともあるかもしれません。
するとわかったことは、戸籍に名前があるのに、位牌やお墓に戒名のない仏様(先祖)が少なくとも二人いました。
ここで言う、ご先祖とは、いわゆる七五三までに亡くなってしまった子供のことを指します。
管理人は、水子と言うのは流産などで亡くなった子供のことを指すのかと思っていたのですが、七五三さんまでに亡くなってしまった子供、一番親の愛情を欲しているころに亡くなった子供です。
その子供の戒名が、お墓に彫られていないと、子供が出来ないと言われています。
それで、近親者で結婚をしても子供のいない人の理由が納得できました。
今さらとは言え、戒名を付け位牌を作りました。
水子と聞いただけで怒る人がいますが、別に自分に直接かかわっているわけでないので、ひたすら仕方のないことです。
昔は、人が死ぬのは今の感覚よりも、もっと当たり前のこととしてとらえられていたようです。
ただ、お位牌を作れないくらい貧しかった、余裕がなかったととらえるしかありません。
管理人の当初の目的は、絶家になるお墓をどうするかなのですが、ここで問題が出てきました。
近親者が、絶家状態なので、詳しい家系の話しなど聞ける人が限られていたのですが、戸籍をもとに、母方の祖父の実家の身内の人に話が聞けることになりました。
貴重なことではあるのですが、事情を聞いたところ、正直、知らなくて良かった話が出てきて、結構、重かった。
でも後になり、事情が把握できたことで、納得しやすいことではあると認識できました。
ここでポイントですが、いろいろ話を聞いたりしてわかったことは、お寺の住職と言っても大きく2つパターンがあります。
・現代の墓事情を考慮して話をする住職。
・家系図を見て、どんな因縁のある家なのか把握した上で、お墓について相談できる住職。
管理人は、後者を考慮して考えています。
そこで、お墓に詳しい、某お寺の住職に家系図を見てもらったところ、(管理人の家は、いろいろ複雑で、ここで書いてしまうのがはばかれるほどなので詳細なことは書けません)因縁が強いので、管理人には先祖供養など必要がない云々のように言われたのです。
それでも引っかかることがあり、別のお寺の住職に家系図を見てもらったところ、やはり因縁が強いので、へたにいじくらない方が良いと言われました。
管理人の家の場合は、かなりレアケースらしい。
絶家ということ
管理人の子供の頃、親の世代は昭和一桁が多く、結婚をして子供がいても当たり前の人たちでした。
それにも関わらず、父方の兄弟で結婚をしても子供がいない人が2人。
いとこで結婚をしても子供がいない人が、1人います。
母方の兄弟は、結婚をしているのが、家の母だけで、どうしてなのか、ずっと不思議でした。
そして自分にも子供がいない状況となってしまい、母には、本当に申し訳なく、何よりも孫を楽しみにしていただろうに、みじめな思いをさせてしまいました。
しかし時間を取り戻すことはできないので、やれることをやるしかありません。
母方の実家が絶家になり、お墓のことが気になっていたところ、たまたま四ツ谷で先祖供養の話しがあり、そこの話しをもとに自分で調べたところ、近親者だけでなく、絶家の多い家系だということがわかったのです。
身内含め、恨みごと、恨まれていると絶家になってしまうようです。
それと色々近親者含め話を聞くと(もちろん全てとは言いません)、子供の結婚相手に条件をつける「こういう家柄でないと」「学歴は」などの家は、絶えているのかなと思いました。
永代供養
ともかく「へたにいじくらない方がいい」という住職のもと、永代供養をすることで、自分だけでなく何よりご先祖様にも成仏してもらえるように考えています。
本当は、もっと細かに書きたいところなのですが、諸事情で書けません。
それと「墓じまい」が、どこから来た話なのか、いろいろ調べて推測できたのですが、これもナイーブな話しになるので、ここでは書きません。
まとめ
早くに気がついていたのなら、絶家から回避できた家もいたのかと思うと、それだけが残念なので、この記事を書きました。
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