上品な輝きと存在感のパールネックレスについて、長さの目安や身長別についてまとめました。
パールネックレスの長さの目安は?
真珠メーカーで有名なミキモトでは、日常のシーンに合わせて4種類の長さに分類しました。
・約40cm:顔に近い位置に着けることで、フォーマルな印象。控えめな装いが好まれる、冠婚葬祭のようなきちんとした場所に適切だと言われています。
・約60cm
・約80cm:欧米では夜の観劇につける方が多いので、ミキモトでは”オペラ”と呼んでいます。
立てのラインが強調されるので、立ち姿がとても素敵に見えます。
真珠は円を描くと言う意味合いから、縁を結ぶとされていて、おめでたい席では、二重(二連)にしてつけたりします。
バストアップにポイントが来るので、華やかな印象になります。
・約120cm:2連にしたりしますが、長いので”ロープ”とも言い、途中で、結んだりします。
120cmなので、3連にもできます。
キッチリと巻くとフォーマルな感じになりますし、等間隔で広げるとエレガントな感じになったり応用がききます。
真珠の魅力を生かすには、長さを意識するのも大切です。
パールネックレスの身長別は?
日本人の平均が160cm弱くらいと言われているので、そのくらいの人には、7~8mmがおすすめです。
小ぶりの真珠は、身長が低い人、きゃしゃな人(約7mm)
大ぶりの真珠は、身長が高い人、胸元が張っている人(約10mm)
昼のパーティーにつける真珠のネックレスの長さは?
首回りで少し揺れる、約60cmのものになります。
首の周りに余裕ができて、動くと多少ゆれます。
それがとてもエレガントな印象になります。
欧米では昼の観劇(マチネー)に、この60cmが、一番つけられていました。
入学式や卒業式、ランチパーティーや参観日でも良いです。
貝の種類?
真珠は、貝の中に、異物が入ったとき貝が身を守ろうとして、異物の周りに真珠層を巻き付けできる有機物です。
いろいろな貝で作られていますが、アコヤ貝の真珠は、品質が高く、世界中で広く流通しています。
アコヤ貝の真珠は、比較的丸の物が取れますが、真珠と言っても、色々な形のものがあります。
アワビからも真珠はとれます。
オーロラのような色ですが、ものによっては数十万円します。
ピンク貝(コンクパール)の天然真珠は、形が丸まっているので、貝の中に核を入れるのは非常に難しく、養殖が大変困難です。
ミキモトでは、一粒で数百万円します。
真珠の歴史?
古代ローマ時代から装飾として使用されてきた真珠ですが、当時の人は、なぜ貝の中で、真珠ができるのかわからず、その神秘さを月の光にたとえて”月の滴”と呼び、高価なものとして扱われていました。
日本でも、古くから採取されていましたが、江戸時代までは、宝飾品としてではなく、薬として使用していました。
1596年、中国の薬学書に、真珠の粉は、感染症の「天然痘」に効果があると書かれたことです。
当時、日本では天然痘が流行していたため、真珠をすりつぶして、薬として使用することが広まり、宝飾品としての価値は、注目されていませんでした。
真珠が、日本で宝飾品として扱われるようになったのは、大正時代です。
和装から肌を多く見せる洋装が広まったことで、真珠を身に着ける文化が日本でも広まりました。
天然の真珠が採取されるのは約1万個に1個の確立です。
そのため大変高価な物で、身に着けられるのは、王族や貴族が、ほとんどでした。
真珠の産地の一つであった三重県では、高価な天然真珠を求め、アコヤ貝が乱獲されるようになり、絶滅の危機に陥っていました。
そんな危機を見過ごすわけにいかないと立ち上がったのが、ミキモトの創業者、御木本幸吉でした。
ふるさとの海と、真珠を守りたいと、アコヤ貝の養殖に着手します。
真珠のネックレスのミキモトの相場!
約7mm40cmで66万9600円
約10mm40cmで1620万円(照りが良いのでお値段もそれなりに)
80cmですと、133万4400円です。
120cmのものは、200万8800円です。
真珠のお手入れ
真珠は、割れにくく、シンプルなデザインの物が多いので、代々継がれる事が多いです。
真珠を扱っているお店では、糸替えサービスを行っているので、一年に一度の目安でチェックしてもらうと良いです。
長く使うためにには、お手入れも重要です。
真珠は、炭酸カルシウムでできていて汗に弱いので、着用後は、乾いた布で拭きます。
「ノンストップ」(2017年6月19日放送より)
まとめ
真珠と言うと、どうせなら本物を毎日身に着けたいですが、真珠は、汗に弱いんですよね。
安いフェイクのネックスレスだと、これが重かったりして、すぐ飽きてしまいました^^;
良い真珠は、照りと巻きが違うと言う事ですが、これは良い物を見ると、目が肥えてきてしまいそうですね。
まさしくピンキリな世界でした。
コメント