「プリンアラモード」と聞くと、胸がときめいてしまいます。
「グレーテルのかまど」で「港町YOKOHAMAのプリンアラモード」が紹介されたので、まとめました。
グレーテルのかまど プリンアラモードのレシピ
材料
プリン 直径7cmの型、4人分
カラメル:
グラニュー糖 75g
水 15ml
プリン液:
牛乳 375ml
バニラビーンズ 1/3本
全卵 125g Mサイズ2.5個分くらい
グラニュー糖 75g
<ホイップクリーム>
生クリーム 100g 乳脂肪分42%くらいのもの
粉砂糖 8g
バニラアイスクリーム(作りやすい分量)
牛乳 250ml
生クリーム 75g 乳脂肪分42%くらいのもの
バニラビーンズ 1/4本
卵黄 60g Mサイズ3個分
砂糖 55g
プルーンの赤ワイン煮(作りやすい分量)
ドライプルーン 12粒
赤ワイン 200ml
グラニュー糖 65g
オレンジの皮(国産) 少量 香りづけ用。お好みで
飾り用フルーツ(季節のものをお好みで)
りんご 1/2個
メロン(赤肉) 1/4玉
メロン(青肉) 1/4玉
キウイ 1個
オレンジ 1/2個
パイナップル 1/4個
ドラゴンフルーツ 1/2個
さくらんぼ 4個 缶詰
ミント 4枝
飾り用チョコレート 4個 好きな形のもの
下準備
■オーブンを160℃に温めておく。
■湯煎用のお湯を沸かしておく。
作り方
カラメルを作る
1.
小鍋にグラニュー糖の1/2を入れ、弱火にかけます。
グラニュー糖が溶けてきたら残りを加え、ゆっくり混ぜながら全体を溶かします。
2.溶けたグラニュー糖がカラメル色になってきたら火を止め、水を加えます。
この時、鍋の上に粉ふるいを置いておくと、はねるのを防げます。鍋ごとボウルにはった水につけて冷やし、余熱で色づくのを止めます。
3.スプーン一杯ずつ型に流し、固まるまで置いておきます。
プリンの作り方
1.鍋に牛乳とバニラビーンズ(包丁で切れ目を入れておく)を入れ、人肌程度に温めます。
※今回はなめらかな食感にするため、バニラの種は出しません。
2.ボウルに卵を入れ泡立て器でほぐし、グラニュー糖を加え混ぜます。
3.卵に温めた牛乳を少しずつ加え、溶きのばします。
4.こし器でこします。
5.表面にペーパータオルをさっとかぶせて引き上げ、細かい泡を取り除きます。
取れなかった泡はスプーンで取り除きます。
※泡が残ると口当たりが悪くなります。
6.カラメルを流しておいた型に、生地を静かに9分目位まで流し入れます。
7.バットにペーパータオルを敷き、型を並べます。
型の高さの半分までお湯を入れアルミホイルをかぶせます。
160℃に温めたオーブンで40~50分焼きます。
8.揺らしてみて、表面全体が同じように揺れれば焼き上がりです。
オーブンから出して粗熱をとり、冷蔵庫で冷やします。
(できれば冷蔵庫で一晩おくと、カラメルが綺麗に溶けます)
型から出す時
お皿の上に、プリンの型をひっくり返してのせて、お皿とプリンの容器を手で挟むように持った状態で、1回転回ります!
遠心力で、プリンが型から抜けるのです。
アイスクリームの作り方
1.牛乳、裂いたバニラビーンズを入れ、火にかけます。
2.ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ、泡立て器ですり混ぜます。
白っぽくなったら、温めた牛乳を加え、溶きのばします。
3.鍋に戻して弱火にかけ、混ぜながら83℃まで温めます。
温まったらボウルに移し、氷にあて冷まします。
4.アイスクリームメーカーにかけます。
プルーンの赤ワイン煮を作る
1.鍋に赤ワインと砂糖、オレンジの皮を入れ、火にかけます。
2.沸騰したらプルーンを入れ、もう一度沸騰させます。
3.落し蓋をし、そのまま冷まします。
冷めたら保存容器などに移し、冷蔵庫で冷やします。
ホイップクリームの作り方
1.ボウルに生クリーム、粉砂糖を入れ、泡立て器で混ぜます。
2.別のボウルに氷水を少量入れ、生クリームの入ったボウルを重ねます。
3.泡立て器を左右に揺らすようにして静かに泡立てます。泡立て器を持ち上げた時に、ツノが立つくらいで出来上がりです。星口金をつけた絞り袋に詰めておきます。
※ハンドミキサーを使用してもだいじょうぶです。
盛りつけ
プリンは、別の小皿に型からいちど出しておいて盛りつけると、カラメルで汚れません。
横浜がプリンアラモードの発祥
プリンアラモードの発祥は、横浜です。
黒船来航以来、さまざまな文化を取り入れてきた横浜。
今では、おなじみのアイスクリームや食パンも、この街から広がっていったのです。
プリンアラモードも、そんなスイーツの一つです。
戦後間もないころ、連合軍に接収され、上級将校の宿舎として使われた老舗の「横浜 グランドホテル」の厨房で生まれました。
将校たちの夫人が滞在していたホテル。
夜ごと、アメリカさながらの華やかなダンスパーティーが繰り広げられました。
限られた材料で、シェフは、将校たちの食事を考え出すのに苦心しました。
中でも頭を悩ませたのは、デザート。
なかなか満足してもらえなかったのです。
将校の宿舎でしたので、男性だけでなく、その奥様方がいて、甘いものが食べたいと、華やかで豪華なもとの考えられたのがプリンアラモードでした。
将校夫人たちを喜ばせる、豪華なデザートには、いくつかの壁がありました。
なんと言っても、ボリューム感です。プリン1つでは、物足りません。
量を増やすだけでは、芸がありません。
そしてシェフが考えたのは、アイスクリームとの盛り合わせです。
ボリュームも出る上に、味の上でも相性がピッタリ!
さらに求められた華やかさは、フルーツで彩を添えました。
生のりんごは、シェフの技で矢のような「アローカット」で、より華やかに。
ボリュームと華やかさは、これでOK!
ここでまた問題が。
これまでの器では、小さすぎたのです。
数々の器の中から、高足のオードブル用の器を選びます。
横長の形を生かして、たくさんの食材を美しく盛りつけることができました。
将校夫人たちは、大満足です。
戦後横浜生まれのスイーツ
缶詰の洋ナシを美味しく食べさせてくれる「洋ナシのデザート」は、洋ナシを、チョコクリームとバニラアイスでサンドしています。
「ラムボール」は、ケーキの切り落としを使った、生まれ変わりのスイーツです。
スポンジは、ラム酒でしっとり!
ナッツも加えて、濃厚なお味に!
「ボストンクリームパイ」は、アメリカの味が食べたいと言う声にこたえて、手に入る材料で再現。
バターの風味豊かなスポンジと、カスタードクリームのリッチな味わい。
横浜スイーツ
開港後、外国人向けの店が多く並んだ元町。
元町で大正時代から続く、老舗洋菓子店「喜久家」にもプリンアラモード
横浜馬車道十番館の十番館プディング ロワイヤルのプリンは、長方形です。
水信フルーツパーラーラボ
コメント