こんにちは。
うらりんです。
私も、帯状疱疹にかかったことがあるので、人ごとではないのですが、『ためしてガッテン』(2015/7/8放送)は、帯状疱疹がテーマです。
帯状疱疹の原因や初期に見分け見分け方、予防接種についてまとめました。
帯状疱疹の原因は?
発疹が出たと思ったらまたたくまに広がり、激痛を引き起こすとんでもない病気です。
帯状疱疹は、日本人の9割が発症の可能性を持っていると言われています。
その原因は、子供のころにかかった水ぼうそうのウイルスです。
このウイルスがやっかいなのは、やっつけたつもりのウイルスが、体の中でずーっと長い間隠れていて、ある日、また再び復活して悪さを始めます。
実は生き残ったウイルスが、ずっと体の中に潜んでいるのです。
帯状疱疹の原則
『ためしてガッテン~6人に1人を襲う激痛!帯状ほう疹の正体』(2008/9/24放送)では、帯状ほう疹の治療には、発疹が現れてから3日以内に、坑ウイルス薬を使うのが大原則なんです。
ところが、それではこの激痛から救えない人がいたんです。
発疹が出て3日目に病院へ行って治療を開始したのですが、痛みがまったく治まらず、激痛が走り眠れません。
そのころには、腰のあたりに帯状に水ぶくれができてしまいました。
病院へ駆けつけ、帯状疱疹と診断を受け、すぐに治療を受けましたが、発疹が消えるまでに1ヶ月。
結局痛みが治まるまで、半年もかかりました。
そこで、福岡大学麻酔科の比嘉和夫医師に伺うと、3日以内に坑ウイルス薬を始めればいいということではなく、可能なかぎり1時間でも早く坑ウイルス薬と痛みの治療を始めることが肝心なのです。
ウイルスは、どんどん増えるので1時間でも早く治療を始めることが大切です。
薬を受け取ったら、すぐその場で1回目を飲みなさいと指示する医師もいます。
最初の発疹1個で帯状疱疹を見分ける方法
帯状疱疹にかからない方法があるのでしょうか。
最初は、ぷつっとできているので、それが帯状疱疹だとは、わからないけれど、あまりに痛いから病院へ行く。
帯状疱疹は、2回3回と繰り返してなる人もいます。
実は、帯状疱疹になる前触れのサインがあるのです。そのサインを見逃さないことが大事なんです。
見た目にはまったくわかりませんが、誰に出も見分けられる方法があります。
その鍵は、水ぼうそうのウイルスです。
水ぶくれの中に、たくさんのウイルスが存在するのです。
赤いポツポツの中に、水ぼうそうのウイルスが。。。
この時、反応するのが免疫細胞です。免疫細胞たちは一斉にウイルスに攻撃します。
戦いは、体中で勃発します。やがてウイルスは免疫細胞に抑えられ劣勢になり、ついには敗北し、水ぼうそうが治るのです。
と思いきや、ウイルスたちは全滅したわけではなく、生き残りが体のある場所へ逃げ込みます。
背骨に沿ってある神経節から神経がお腹の方へ向かって伸びています。
水ぼうそうのウイルスは、免疫細胞に追いやられて脊髄側の神経節(神経細胞がたくさん集まっている)に潜みます。
子供のころ水ぼうそうが治った後、DNAを神経細胞の中に残すというやり方で、ウイルスが潜むんです。
エイリアンみたいですね><
加齢や病気、ストレスなどで免疫力が落ちた時が、水ぼうそうウイルスが復活するんです。
衰えた時、その瞬間をウイルスは狙っているのです。
出てきた時も、神経の中を通って、ウイルスは増殖して移動するのですが、皮膚の表面へと近づき、プンッと出たのが疱疹です。
いったいどういう場所に出やすいか調査をしました。
第1位 胸周り 出現率31%
第2位 おなか周り 出現率29%
第3位 頭の部分 出現率18%
第4位 腕 出現率9%
第5位 足 出現率5%
場所や形状も大切なのですが、もっと大事なことがあるんです。
ウイルスが暴れだす瞬間、ある不思議なサインを出すのです。
今回、『ためしてガッテン』では700人以上の帯状疱疹経験者を徹底的に調査したところ、8割以上の人がウイルスを出すサインを感じていました。
疱疹前の痛みを調査した結果、電気が走るような痛み
第1位 チクチク 161票
第2位 ピリピリ 137票
第3位 ズキズキ 63票
第4位 ビリビリ 42票
第5位 ズキンズキン 41票
ウイルスが皮膚に出てくる前、神経を通っているせいで、こういう表現になります。
ポイントは、皮膚の内側に痛みや違和感を感じたら注意して見る。疱疹が出たら、帯状疱疹の可能性が高いです。
帯状疱疹は、ウイルスがどんどん増殖するので1日目より2日目が増えたら、帯状疱疹を疑ってください。
そして発疹と痛みが同時にはじまる場合が多いので、すぐに皮膚科へ行ってください。
帯状疱疹のウイルスを退場放心させる予防法
水ぼうそうのワクチンは、増殖の力を弱めたものを体の中へ入れると免疫ができるので、その子供は水ぼうそうにかからなくなります。すると帯状疱疹にもかからなくなります。
この場合、復活する力が弱いのだそうです。
水ぼうそうのワクチン
対象:1歳児と2歳児
回数:2回(3ヶ月以上あける)
費用:2014年10月から原則無料
このことで、子供の水ぼうそうは減りますが、水ぼうそうのウイルスは空気感染するので、誰かが水ぼうそうになると、飛んで行きます。
それを吸い込むと、免疫を持つ人がウイルスに触れることで、免疫力が強化されます。
保育士さんは、帯状疱疹になりにくい職業と言われています。水ぼうそうの子供に時々触れることで、大人の側の免疫細胞が増えて強化されます。
しかし、水ぼうそうの子供がいなくなると、そのチャンスはなくなります。
アメリカでは、1995年から水ぼうそうのワクチンが定期接種になったんです。それで水ぼうそうの子供が少なくなったために、大人の帯状疱疹が1.5倍に増えたんです。
大人も水ぼうそうのワクチンを打てば、免疫力が上がりますが、日本では、帯状疱疹の予防としてワクチンを接種するのは、未承認で、自費だと1万円前後かかります。
皮膚科や内科の先生なら、理解されているので、水ぼうそう予防と言えば打ってくれると思います。
治療薬が2万円くらいなので、予防でワクチンを打っておいた方が良いかもしれません。
どんな人が、予防を受けるべきか。
50歳以上になると急に帯状疱疹が増えるので1回、打って、また10年くらいしたら打つと良いです。
また、仕事の忙しい人や、2型糖尿病、悪性腫瘍(がん)を持っている人は、なりやすいので主治医の先生と良く相談して打たれるとよいです。
高齢者になって、何も要因がなくて帯状疱疹になったら、人間ドッグへ行ってください。
何か病気が潜んでいるかもしれません。
まとめ
20代の始めに帯状疱疹にかかってしまったのですが、その時、野生というか動物的な本能としか言いようがないのですが、お腹の表面に異変を感じ、すぐさま病院へ駆け込んだおかげで、数センチたらずの疱疹で済みました。
それでも後遺症で、時々ひどく疲れると、疱疹のあったところが、ちょっと痒くなります。
それも、年々薄れ、最近は、疲れることをしないせいもありますが、ほとんどなくなりました。
と思っていたら、50歳を過ぎて再び帯状疱疹に!
今回は、日ごろの疲労により、帯状疱疹になったこと気づきませんでした。
最初、筋肉痛かと思ったのですが、あまりの激痛で、よく見たら、赤い発疹が出来ているので、すぐさま病院へ行ったのですが、コロナで連休中とあって、皮膚科はどこも休み。
あまりの激痛に、どこでも良い!と思って入ったのが、たまたま「消化器外科」専門の先生だったのですが、幸いにして、勘所の良い先生だったらしく、2回薬を服用しただけで激痛が治り、これには医師も驚いていました。
とにかく3日過ぎると薬が効かなくなるそうです。
50歳過ぎると、発症率が上がると知り驚きましたが、人により抗体ができる人とできない人がいるそうなので、予防接種した方が良いのかもしれません。
薬の副作用だと思いますが、腎臓に負担がかかったみたいで、顔がむくんだりします。
なるべく薬の服用は避けたいなと、あらためて思いました。
それと、ウイルスの増殖を止めないといけないので、自己判断はしないことです。
ただの痛み止めで症状がおさまる病気ではありません。
帯状疱疹は、たんなる皮膚病ではなく神経にかかわる病気です。
とにかく早期発見により、後遺症だったり激痛を回避できるので、少しでもおかしいと思ったら病院へ行くことをおすすめします。
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