京マチ子さんというと映画「羅生門」が有名ですが、モノクロ映画ですけれど、ものすごく神秘的で、昔の日本には、こういう人がほんとうにいたのかと思わされるようなものを感じました。
そんな京マチ子さんについて、気になったのでまとめました。
京マチ子クリスチャンディオールDior
1956年、京マチ子さんがパリのパルファン・クリスチャン・ディオールのブティックを訪問しています。ちなみに、この年、Diorから香水 Diorissimoが発売。
今回の「MISS DIOR LOVE N’ROSES」の展示エリアはDIORさんの歴史の一端を振り返る構成にもなっていて、レトロな雰囲気のイラストがブランドのエスプリを体現。日本との交流を紹介した写真展示には、先月亡くなった女優の京マチ子さんの姿も。パリのブティックで、この存在感! #ミスディオール展覧会 pic.twitter.com/64QrfGiPZS
— dragon (@sba07062) June 8, 2019
京マチ子の経歴とプロフィール
京 マチ子(きょう マチこ)
生年月日:1924年(大正13年)3月25日
本名:矢野 元子(やの もとこ)
芸名の由来は、日本初のアイドルのと言われた明日待子さんの名前からなんだそうです。
出身地:大阪府大阪市
一人っ子ですが、5歳のときに父が蒸発してしまい、母と祖母により育てられます。
1936年(昭和11年)に、大阪松竹少女歌劇団(OSSK)に入団。娘役のスターとして活躍します。
1949年(昭和24年)に大映に入社し、女優としてデビューをします。
後輩の若尾文子、山本富士子と共に大映の看板女優として大活躍します。
身長が、160cmと当時としては大柄であり、グラマラスな肉体美で数々の名作に出演しました。
1950年、黒澤明監督作品「羅生門」
1953年、溝口健二監督作品「雨月物語」、衣笠貞之助監督作品「地獄門」など、海外の映画祭で主演作が次々と受賞し「グランプリ女優」と呼ばれます。
1971年(昭和46年)の大映倒産以降はテレビドラマと舞台を中心に活動します。
「犬神家の一族」などで活躍の幅を広げます。
TLが急に角川映画になったと思ったら、そうか40年か…個人的には『里見八犬伝』と『Wの悲劇』です!玉梓と羽鳥翔の台詞はほとんど入ってるw 『犬神家の一族』はTV版(1977)も好き。京マチ子! pic.twitter.com/xN4COvA4xm
— 中原翔子/Showko Nakahara (@showko_n) 2016年2月20日
80歳を過ぎても2006年頃まで舞台などで活動を続けていました。
2000年に発表された「キネマ旬報」の「20世紀の映画スター・女優編」で日本女優の3位、同号の「読者が選んだ20世紀の映画スター女優」では第7位になっています。
京マチ子の住まい住所は?
1965年(昭和40年)には、日本で初めての「億ション」、コープオリンピア(東京・表参道)を購入して話題となります。
原宿駅近くにある「コープオリンピア」高級マンションの元祖。いわゆる、億ション。1965年の竣工。当時の人気女優、京マチ子が1億円の部屋に住んでいたとか。こちらも建て替え問題でゆれているそうです。 #建築ツアー pic.twitter.com/Rm0vqLrcEG
— kujisan (@kujisan73) 2016年6月18日
建物自体は、今もありますが、古くなっているので、別のところに引っ越されているかもしれません。
現在は女優業は半引退状態である。2014年1月には池畑慎之介のブログに掲載されたり、2017年6月にも仲代達矢が近況について「元気です」と伝えていたとのことです。
「京マチ子映画祭」@角川シネマ有楽町、昨日実施のトークショーの模様をMovieWalkerさんにてご掲載頂きました。→https://t.co/FyhKdDGnT8
なお、3/2(土)には仲代達矢さん(聞き手:春日太一さん)をお招きしたトークも!10:30『羅生門』上映後に。チケット販売中!詳細→https://t.co/r84xxNXqGl pic.twitter.com/kbUtdoP2eg— 映画祭@角川シネマコレクション (@kado_cine) 2019年2月25日
京マチ子の結婚や旦那?
大映社長永田雅一との恋愛関係がウワサされたときもありましたが、デビュー以来ずっと独身です。
今日は元大映社長永田雅一氏誕生日。ワンマン社長を絵に描いたような人物で日本の裏世界と繋がりもあったとか。「羅生門」がヴェネチアで賞を獲った時は企画段階では関心が無かったくせに突然自分の功績を言い始め、「黒澤はグランプリ、永田はシランプリ」という昭和なダジャレで揶揄されたそうです。 pic.twitter.com/WNiSanPlM0
— 阿乱隅氏 (@yoiinago417) 2019年1月20日
京マチ子さん死去!
京マチ子さんが、5月12日午後12時18分、心不全のため都内の病院でお亡くなりになられたそうです。95歳。
最後の舞台出演は、2006年9月の「女たちの忠臣蔵」(明治座製作 橋田壽賀子作 石井ふく子演出)の瑤泉院役とのことで、もう13年前の話なんですね。
観られた方は、本当にお幸せです。
とにかく突然のことで、言葉もありません。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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